美しいバラ祭壇で送る、母上の感謝祭
主催者ご家族と10年ぶりにお会いしました。実は、父上の偲ぶ会でお手伝いをさせて頂きました。
故人(母上)が20年前に脳梗塞を発症され、最晩年までの間、リハビリテーション病院
でお世話された、理学療法士や看護師の皆さんをお招きして慰労と感謝の気持ちを伝える一方、
思い出話を披露し合いたい、というのが開催の趣旨でした。
「91歳で老衰にてこの世を『卒業』して」(主催者作成の『しおり』)逝った、母上に対するリスペクトの心中が随所に現れました。
①母上がファンだった歌手の、コンサートに度々訪れた会場を偲ぶ会会場に指定、
②好きだったバラで彩られた祭壇や献花、③直近の写真に加えて、若い時の写真も飾った、複数の遺影写真、
④オシャレが好きだった故人の外出着の展示、⑤リハビリ中の動画も含めた映像の再生 等々。
閉会直前に記念撮影を行ないましたが、主催者、親族を含め、参会者全員が、天国の故人に満面の笑顔を贈った、
とても和やかで温かい雰囲気で終始した偲ぶ会でした。
当日の流れ
10:30 会場入り・受付準備・展示品準備・映像リハーサル
資材搬入・祭壇設営開始
宴会場責任者と打ち合わせ
12:00 家族(親族)会場入り・愛用品展示・献花・動画撮影開始
12:30 準備完了
13:00 BGM開始・受付開始・冊子配布
迎賓
献花
着席・飲料提供開始
13:30 開会・開式
(1) 黙とう
(2) 主催者挨拶
(3) 追悼のお言葉 3名様
14:30 閉式・献杯の発声
歓談開始・食事提供開始
映像再生
エピソードスピーチ 1名様
個別インタビュー 7名様ビデオ撮影
16:10 中締め
記念撮影
花束作り
送賓
参会者にプレゼントを手渡す
17:30 撤収完了
祭壇幅 360cm 祭壇の両端に供花を配置
■献花 バラ(ピンク・赤・オレンジ・白・黄・緑) 合計40本
■遺影 A3 サイズ 2枚+主催者持ち込み1枚 合計3枚
- 献花のカーネーション
- プログラムをスクリーンに表示
■祭壇 多くのバラを使い品のある美しい祭壇でした。
ピンクがお好きだった、という故人の明るくて愛らしい笑顔のお写真と、
スーツ姿でかっこいい数年前のお写真、着物姿で凛とした表情のお写真、合計3枚のお写真を祭壇に組み入れました。
■演出 スクリーンでは、故人がリハビリに励む記録動画を繰り返し上映しました。
やってなかったことをやってみる人生を歩み、前向きにやりたいことを支援してくださった皆さんと母の旅立ちの会をしたい、というご要望でした。
たくさんの思い出や、体験談を主催者および、追悼のお言葉の皆様がお話しくださり、笑いと涙で会場が温かい雰囲気に包まれていました。
「この世をうまく卒業できた、母の感謝祭」と主催者様がおっしゃったことが印象的で、
インタビューした際、多くの参加者様が、「故人との出会いのお陰です、ありがとうございました」とエピソードを話されました。
■料理 会席料理をゆっくりと召し上がっていただきました。
ホテル椿山荘東京では、親子での思い出が多くあり、この会場から見える景色も決め手の一つでした。
■愛用品の展示 当日、お持ち込みいただき、トルソー5体に愛用の衣裳を展示致しました。鞄や靴、帽子までお洒落にコーディネートされておりました。